1984年8月1日
夏真っ只中。国内、国外問わずどこか出かけたくなる天気です。それではどこへ行こうか? というときに参考になるのが駅のポスターや雑誌広告、テレビコマーシャルなどの観光PRです。今回はこの観光PRにまつわる貴重な音源データをご紹介いたします。
さて、時は溯って1984年の夏。ちょうど当時の国鉄が「エキゾチック・ジャパン」キャンペーンを展開していた頃です。栃木県観光協会が夏の一期間だけ、フジテレビ系列『笑っていいとも!』の時間帯に観光PRのコマーシャルを流していました。
CMのキーワードは「温泉をベースキャンプにする旅」。栃木県の主要な観光地である温泉地を基点にして、さまざまなリゾートを楽しもう、というバブル前兆期ならではの内容です。要は「湯治場」のことなのですが、"Onsen Basecamp"といえば結構ナウ(死語)でしょ、と考えたのかもしれません。
これが関東エリアのみの放送であったかどうかは不明ですが、『笑っていいとも!』の合間に流すことを意識しすぎて、かなりベタベタなCMソングに仕上がっています。最後まで聞いたあとの不思議な空虚感をお楽しみください。
参考出展
→温泉をベースキャンプにする旅(RealAudio形式・61kb)