8月29日
郵政省の簡易養老保険で、支払金額よりも払い込み金額の方が多くなってしまうとのニュースが29日の朝日新聞朝刊で報じられました。
簡易保険の商品名は「ニューナイスプラン」で、生存祝い金が5年ごとに支払われるシステムになっている分、通常の養老保険よりも掛け金(保険料)が高めになっています。
…で新聞では、通常の養老保険より掛け金を高く払っているにもかかわらず、トータルでの受け取り金額はそれよりも低い、「ニューナイスプラン」は欠陥商品だ、こんな商品を政府機関の郵政省が販売していていいのか、ときつく述べているのですが、記事内のあるくだりには納得できませんでした。
…つまり、「ニューナイスプラン」に加入するよりは養老保険に入って、差額保険料を「たんす預金」に回した方が、損をしないですむ。…
これはどういう意味でしょうか。マスコミが「たんす預金」を奨励してどうするのでしょうか。せめて「差額保険料を定期預金に回した方が損をしないですむ」と書いてほしかったと思います。「たんす預金」はカネの回りを非常に悪くすることを認識してほしいです。
8月28日
NHK教育テレビ「少年少女プロジェクト」の一環で、約4時間近い討論会を視聴してみました。茶髪やピアスがなぜいけないのかに始まり、受験などの教育システムの問題まで語られていましたが、肝心の「徹底した商業主義によって、子供までもがマーケットの対象にされている現状に、多くの問題点がある」との指摘には「時間が足りなくなりました」とコメントを回避していました。
ここまで話を進めていれば、この討論会も見ごたえのある番組になったのですが、番組の合間に衛星放送の宣伝を流したり、系列会社がキャラクター商品を売るNHKにとってはさすがに触れることができなかった「ヤバい」話題だったかもしれません。