1999年4月14日
某所にさしかかったとき、吹き抜けになっている階段の踊り場からいつものように大声が聞こえてきます。視線を向けると、いかにもおばかな女子高校生たちが存在しています。相変わらず携帯電話を耳から一瞬たりとも離さないでマシンガントークをまき散らしています。「うるさくて、数打ちゃウケるヘタ会話」、それがマシンガントークです。
さて、このうるさい小悪魔(すなわち餓鬼)どもがまた新しいファッション(ここでは半分卑下した意味で使う)を開発したようです。よほど暇なんでしょうね。妙に膝のウラに贅肉つけているし…。横道にそれてしまいましたが、こんな格好をしていたんですね。
むかし言われていた「好景気のときはミニスカートが流行る」という通説は覆りつつあって、彼女らのスカート丈は景気が悪化すればするほど、雇用不安になればなるほど短くなっています。ところが、ここぞとばかりに短くしすぎたために、「裁断限界点」(駅の階段を上がるときに、後ろから下着が見えてしまうギリギリのラインのこと)まで達してしまったんですね。まったく加減の知らないおばかさんです。
そこで出現したのがスパッツ。本来は防寒用に使う、男性の「ズボン下」的存在です。彼女らが「裁断限界点」に近づく前に、これを着込んで突破しようという考えのようです。これでオヤジのいやらしそうな視線も躱(かわ)せるし、見た目かわいいし、いいことづくめじゃん!
…なワケないんですね。これから蒸し暑くなりますからね。あのスパッツというヤツは防寒が目的だから通気性が非常に悪くなるんですね。ムレても知らないっと。こう書いている間に、そのムレとそれに伴う臭気を想像してきましたのでこの辺で失礼したいと思います。